

久しぶりに”恩田陸ワールド”に浸りました。第二回本屋大賞受賞作「夜のピクニック」。もっと早い機会に読みたかったのですが、読むタイミングがつかめず、映画化の今になってあわてて読みました。まさに”恩田陸の世界”が広がっていました。軽いミステリー仕立ての学園ものですが、登場人物のの生い立ちや、その人物描写が巧みで、思わずストーリーに引き込まれてしまいました。恩田陸の代表作になるのでは、という予感がする素晴らしい作品です。読み終わったあと心に残るのは、高校時代の自分に純粋な心があったことや、素敵なおおらかな友情があったことを思い出させてくれる珠玉の一冊です。時間のある方はぜひお読みになってください。
スポンサーサイト
- 2006/10/31(火) 12:39:01|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1